Europe Iceland

アイスランド、自然の偉大さに圧倒されっぱなしの2泊3日の旅

2021年5月28日

北ヨーロッパの島国、アイスランド。アイスランドと聞いてどんな観光ができるかパッと思いつく人は実はそんなに多くないのではないでしょうか。

私自身もニューヨークに来て知人にアイスランドは絶対行くべき、と言われるまでこんな素敵な国があることを知りませんでした。

アイスランドは火山島でもあり、日本のように温泉や間欠泉が見られる他、北極に近いこともあり氷河まで見られる自然豊かな島国です。緯度は高いのですが、メキシコ湾から流れてくる暖流のため冬もそこまで極寒ではなく、アイスランドと名前がついている割にはグリーンランドよりも緑が多いんだとか。

基本情報

気候、服装

ちょうど私は9月頭に訪問しましたが、思った以上に寒く空港でウインドブレーカーを購入。ニューヨークより10度くらいは寒いイメージなので暖かい格好をするに越したことはありません。天気が良くてアイスランド観光にいいとされている季節は7月から8月と言われています。基本曇りないしは小雨のことが多いので雨具持参したほうが良いかと思います。

通貨

アイスランドクローナ、2021年5月現在1ドルあたり120.5クローナで取引されています。2008年、アイスランドは財政破綻を起こしたことがある国で通貨が暴落することもあったのですが、現在はすでにIMFからの支援も打ち切ったほど経済は回復しています。そのため通貨価値暴落の危険性に触れている過去の記事をちらほら見ますが、それほど心配する必要はないと思います。とはいえユーロと違い、使えるところは限られている通貨ではあるので換金は必要最低限で。

女性の社会進出

もう一点個人的に強調しておきたいのがアイスランドは男女平等ランキング第1位の国だということ。(World Economic ForumのGlobal Gender Gap Report 2021)。昔は日本のように男女平等ではなかったのですが、女性がストやボイコットなどの活動を続けたおかげで2009年には女性初の首相が誕生している国です。

アイスランドへの行き方

さて、アイスランドへの行き方はもちろんフライトになります。ニューヨークからは飛行機で6時間。アイスランドは首都レイキャビクへの直行便があります。飛行機は夜中出発するものが多く、+4時間の時差があるので例えば、金曜日の夜に出発すると土曜の早朝にレイキャビクに到着するいわゆるレッドアイのフライトとな李マス。体力に自信がある方にとっては無駄がないルートです。

ニューヨーク市内から空港までのアクセスはこちらの記事もご覧ください。

アイスランドの自然をHUNT

アイスランドは車での移動が基本です。ただ、欧州はレンタカーは基本マニュアル車が多いためマニュアル車に慣れていない人はかなり早い段階からオートマ車を予約する必要があります。

日本にいる時からペーパードライバーの私はバスツアー一択。1日目は自然の見どころがたくさん詰まった南の沿岸部分を効率よく回るバスツアーに参加しました。自然が大好きな方にはおすすめのルートです。

(ご参考) optional tour:

 

アイスランド南の沿岸部 - 見どころ

南沿岸部の見所ポイントを(Ice cave以外)繋ぐとレイキャビク(A)から片道車で3時間弱の距離であり、観光の時間を合わせても1日あれば全部回ることができます。

Iceland south shore map

Lava Centre - B 

火山島アイスランドの成り立ち、噴火の歴史、地震のスポットや溶岩の違いなど火山に関連したことを学ぶことができる博物館。展示室の入館+映画の鑑賞チケットは大人2.99kr、子供(6-17歳まで)1.495kr。5歳以下は無料。映画鑑賞だけのチケットも販売しています。
レイキャビクから90分で到着します。


HP:https://lavacentre.is/

Seljalandsfoss - C

Eyjafjallajökullの氷河を源流とした60メートルの高さから滴る滝でSeljalandsá川の一部。滝の近くまで寄れるトレイルが作られており、夏の間は滝の後ろをぐるっと回ることができるためアイスランドの美しい風景と滝を一緒に写真に収めることができます。アイスランドのツアーの写真はこちらの滝を背景にしたものが多いです。

残念ながら私が行った時(9月)は滝の後ろまでいくトレイルが封鎖されていたため回ることができませんでしたが、夏に行かれる方はぜひ立ち寄ることをおすすめ。高低差のある滝のため、近くによるとかなり濡れるのでフード付きのウインドブレーカーやカッパなどがあると便利。

Seljalandsfoss

Seljalandsfoss

夏の間、晴れていればこのような綺麗な写真が望める場所です。

Skogafoss - D

Skogafoss

滝つぼは飛沫で視界が悪くなるほど。

こちらは横幅25メートル、高さ60メートルと迫力のある滝で近くの滝つぼまで歩いて行けますが基本滝つぼは雨が降ったように濡れます。カッパなどがあると便利。滝の迫力とは対照的に滝の下流の流れは穏やか、かつのどかな風景が見られそのギャップに驚きます。国道1号線沿いにあるのでアクセスも抜群。

こちらの滝に来たら一緒に訪問して欲しいのがSkoger Museum。過去のアイスランドの住人が寒さを凌ぐため芝を使って作った家などを展示しており、全く違う文化を確認することができます。

Skoger Museum

Skoger Museumにある芝の家

 

Skogar Museum
クリスマスイブ以外営業。
6−8月: 10:00 - 18:00
9月: 10:00 – 17:00
10月-4月 11:00 – 16:00
5月: 10:00 – 17:00
HP: https://www.skogasafn.is/

Solheimajokull - E 

レイキャビクからおよそ160kmに位置する、アクセスしやすい氷河の一つ。時間があればガイド付きの氷河の上をトレイルするツアーに出ても面白いと思います。とはいえ今回は時間も限られていたので、以下の写真の通り氷河を遠くから確認。駐車したところから十分程度歩くだけでこのような氷河を観測することができます。起伏も激しく足元は良くないので歩きやすい靴で行くのがマスト。

Solheimajokull
(ご参考) optional tour:ガイド付きの氷河の上をトレイルするツアー

Reynisfjara - F 

玄武岩でできた岩肌が美しい黒い砂浜のビーチ。火山灰が含まれることからこのような色になっています。過去ナショナルジオグラフィックの”南国のビーチではないが美しいビーチ”というカテゴリーでランキングトップ10に入ったこともある場所です。

景色は大変綺麗で素晴らしいものの波が高く危険であることも有名で、ガイドさんが何度も海に近づかないで、と注意していたのを覚えています。

Reynisfjara

 

Ice Cave of Vatnajokull

冬にアイスランドを訪れていたら間違いなく行った先、美しい氷河の中が見れるこちらの洞窟。Vatnajokullは欧州一大きな氷河でアイスランドの8%をカバーしている氷河なんだそう。

こちらは青く透き通った氷河を一度でいいから見たい、といまだに狙っている先です。ガイド付きじゃないと入れないそうで、通常こちらの洞窟が見れるツアーは11月から3月までの冬季限定で実施されています。

宿泊したホテル

泊まったホテルはCenter hotel plaza reykjavik。街中にあり近くにはスーパーもあるので便利。有名なハットルグリムス教会へも徒歩で向かうことができます。また空港へのアクセスも車で20−30分程度と良好。夜にオーロラを見るツアーに参加を予定していたので、集合場所のバス停に近かったこちらのホテルにしました。

 

Center hotel plaza reykjavik
HP:https://www.centerhotels.com/en/hotel-plaza-reykjavik

夜はSæta Svínið Gastropubでアイスランドで有名なサーモンを堪能。ホテルから徒歩1分の距離。

Sæta Svínið Gastropub
HP:https://saetasvinid.is/

ちなみに、アイスランドは一年のほとんどが曇っている国と言われています。3日滞在中に2回オーロラを見るツアーへの参加に挑戦しましたが、両日ともに曇りで中止となりました。アイスランドでは絶対オーロラが見たい、という方は天気はチェックするようにしてくださいね。

(ご参考)オーロラハンティングのオプショナルツアー
https://guidetoiceland.is/book-holiday-trips/northern-lights-mystery

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