ニューヨークでは先週金曜日の5月22日にLittle Islandという新しい憩いの場がオープンしました!
場所はチェルシーピアの南側、Pier 55。
こちらは何もないハドソン川に奇妙なキノコのような土台を作っている当時からずっと気になっていた場所でした。週末に訪問してきたので早速レポートいたします。
Little Islandとは
Little Islandは2021年5月22日にニューヨークにオープンした新しい公共の場で、アートと自然が一体となった場所を目指して作られた公園なのだそう。こちらのスペースの中央にはステージが作られており、ライブなどのパフォーマンスを見ることもできます。
ちなみに中国でもデザインが奇抜で有名な1000 Treesを手がけたHeatherwick Studioがデザインを担当。ニューヨークだとHudoson YardsのVesselもこちらのスタジオが手がけた作品となります。
Barry Diller氏が2013年にハリケーンサンディでダメージを受けたPier54を立て直そうとHudson River Park Trustとパートナーシップを結んだところからこのプロジェクトが始まったそうです。
Pier 54の歴史
Pier 54はその昔初期の植民地化時代にレナペ族と呼ばれる人たちが魚釣りなどをして過ごした場所になります。1910年から1935年の間はキュナード・ホワイト・スター・ライン社という英国の海運企業がこの港を使用しており、タイタニックの生存者を運んできた時もこちらの港に迎え入れました。100年たった今でもキュナード・ホワイト・スター・ライン社のエントランスとして使われていた鉄鋼のアーチが残っているのが確認できます。
1970年から80年代前半にこの港が使われなくなった後、LGBTQのコミュニティの避難先になりました。その後、数十年に渡りPride関連のお祭りがこの場で行われたり夏のイベントのコンサート会場に使われています。そしてとうとう2012年ハリケーンサンディにより多大な被害がありボロボロに。その後は前述の通り、Barry Diller氏のリーダーシップのもと今年新しいタイプの公園としてオープンしました。
内部の様子
雰囲気はガバナースアイランドを少し狭くした感じで、展望ができる丘や芝生があってゴロゴロできる場所が設置されています。また軽い食事やお酒を提供している売店もあり、1−2時間程度過ごすにはちょうどいい場所となっています。
アクセス
地下鉄から
青いラインであるA、C、EとグレーのL線が最寄りで14th Streetという駅で下車。その後徒歩で15分程度歩くとLittle Islandに到着です。
バス
地下鉄より近いところに止まるので比較的おすすめ。M11, M12, M14D SBSがそれぞれ14th St.の10 Ave.沿いに止まります。
自転車
Citi Bikeのラックが14th St.の10 Ave.沿いと15th St.の10 Ave.沿いにありこちらも比較的便利。
車
真正面に止められないので10 Ave.沿いで下車する必要があります。
営業時間
現在6am - 1amまで営業しています。6amから12pmまでは予約不要ながら人の入り具合はスタッフによってモニターされているそうです。
12pm以降の入場で3歳以上の方は予約必須。料金は無料ですがチケットに書いてある時間帯のみ入場が可能となっています。
予約はこちらから。
Little Island
URL:https://littleisland.org/
動画でチェック
リトルアイランドに実際行ってきたので雰囲気を共有したいと思います。以下の動画を是非ご覧ください。短い動画なのでサクッと見れますよ。
ニューヨーク市内の観光について過去記事を書いていますので、こちらも是非ご覧ください。